中国事情

2010年5月11日 (火)

夜万博

 夜明けが早い。今朝5時20分から1時間半近くを走る。
 気がつくと法国梧桐(プラタナス)の葉が勢いよく幹から出ている。ここ2週間で急に葉が育った。
 通りがかりの人が聞いていたラジオの予報で、今日は14度ー27度といっていた。6時過ぎて直射日光が当たりだすと気温急上昇。
 ランナー増加中。Kさんにも会った。

 ぼつぼつ、仕事のついでに万博を見たい、という人が出てきた。週末に掛かる人は朝早く行くとして、仕事の後だとどうなるか?昨夜偵察に行ってきた。

P11406772 通常160元のところ平日17時以降は入場料90元。

 5号門に18時半ごろついたら切符売り場は閉館の雰囲気すら漂う。

 さっと買ってゲートへいくと、荷物検査場も鉄柵が見えるだけで人が見当たらず。
 こっちだよ、と空いているゲートで手招きしているくらいですぐ入る。

 

P11406802    5号門から近い日本館にまずいってみる。

 残念ながら結構並んでいる。1時間半とかいうが、みたところそんなになさそうだから並ぶ。
 甘かった。建物にしたにいってから更に並ぶ。それでも50分並んで入れた。

 P11406892 内容は内緒として、どうみても中国館よりも面白い。

 こういうロボットがバイオリンを弾いたり、みたいなの、日本ではありふれているが、他の国ではないもの。

 演出に手間をかけたことがうかがえる。

 日本館、映画、ショーがあり全部で1時間近くかかる。だから、行列+参観でかなり時間をとられた。

P11406942 すでに20時半。近所のベトナムとかラオスとかウズベキスタンとかカザフとかイランとか小さいのを見て回る。

 

P11407132 腹減ったが時間がなくて吉野家ですばやく。なぜここまで来て牛丼?

P11406992

 ほとんどの小さいところは民芸品みたいなのが置いてあるだけ。即売会もしているし気合が入っていない。1館10分もあれば見終わる。
 その中でも興味を引いたベトナム館のタコの焼き物。新しいもの。H・P・ラブクラフトみたいだ。

P11407142_2 当たりだったのがカザフスタン。30人くらいずつ入れて、映画やショーをやるからなかなか入れない。たいした行列でもないが20分くらい待った。

 中身はとてもおもしろかった。

 万博なんてなんでやるんだろう?と思っていたが、ここを見て、カザフスタンが好きになったり、カザフスタンに行ってみたくなったりした。

 これが大きな目的だとすると、カザフスタンは大成功。

 全体に、21時30分くらいで行列の追加打ち切り。その時点で並んでいる人は入れる。日本館は22時前でも入れていて、この時間だと30分もかからずに入れそうだった。

 夜行くとしたら、大きなパビリオン1つと周辺の細かいのを何館か、が精一杯。事前に見たいエリアを決めておいたほうがよさそうだ。

2010年4月25日 (日)

万博を走る③北朝鮮・中国館

P10503062 閉まっているパビリオンが多い中、北朝鮮館が開いていて人が出入りしていた。

 小さな建物で、中は「人民の天国」とかいう宣伝があったり、自国礼賛のもの。

P10503082 平壌市内の模様。よくテレビのニュースでアナウンサーの背景にこんなのをみかける。

 写真とビデオ中心。

P10503132

北朝鮮が誇る文化遺産という玄武の壁画。張りぼてでした。

 10分もあれば見終わり。まあ、こういうライトなパビリオンも息抜きにいいかも。

P10503692 中国館、午後入場券だったので12時前に並ぶ。

 すごい人で、割り込みもあり、警官が多数出て人間の壁を作り列を誘導していた。

 そこそこ順調だったがそれでも1時間近く並んだ。

 下で並んで、エスカレータで館の下までゆく。そこからエレベータで3階まで。エレベータ待ちがこれまた長い。

P10503722

やっと入ると列車駅みたいな入り口。

歩いて大広間に。広間で向こうの扉が開くのを待つこと3分。

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扉の向こうは映画館。中国宣伝ビデオみたいなのが流され。

 外国人を意識してだろう、映画にせりふはなく、音楽だけ。

P10503802_2   

映画は5分程度。横から展示室に入る。

上海の発展。というコーナー。
←1978年の家庭。ラジオだけ。

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←1988年。白黒テレビ、冷蔵庫、ミシン。

P10503822←1998年。PC。

P10503842 

←現在。

 これはなんだろう。自慢?回顧?

P10503892 このあと回廊に入ると「清明上河図」が壁一面に映し出されていた。

 ご存知でない方は「清明上河図」を調べてから行ったほうがいいです。
 中国絵画の最高傑作。絵巻物みたいなもんです。

 画面の人物がCGで動く。これはたいしたものだ。

ところで、館内は当然撮影禁止なのだがみんなバチバチ写している。自分も倣ってやっていると「撮影禁止です」と係員に注意される。が、威圧的でないのでみんな一向に気にしない。自分も係員が居ないところで撮る。

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 このあと建物でショーをやっている。声が小さくてせりふが聞き取れなかった。

P10503942

このあと2階に下りる。すると遊園地みたいな乗り物に乗る。長い乗り物で100人くらい一度に乗れる。

 ここでの展示はイメージ主体で抽象的。隣のおばさんは途中で寝てた。

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P10503982

P10504002 最後は環境関連の展示。こちらは電気自動車。

全体に中国館というよりも上海館の印象。

外から見るよりも中は広い。

P10504012

帰りがけにみた入場の行列。この時点で2時間以上の待ち。

2010年4月24日 (土)

万博を走る①

P105028922  4月20日から上海万博の試験運営をやっていて、今日、24日の券が手に入り行ってみた。券の下に4・24と入ってます。

 今まで興味が無かったから詳しく知らず。昨晩ネットで調べてみた。

 地図を見ると大きな公園みたいなもので、中を走ってみよう、と思い立った。

 土地勘がある5号門から入場することにして、走る格好で出る。一回り走って、地下鉄7号線花木駅までいく。

P10502802 高科西駅で降りると5号門の案内があり、道なりにいきます。歩いている人少なく。開場9時で、駅についたのが7時50分。

 この近くに浦東長距離バスターミナルがあり、以前から知っているところ。ずいぶきれいになった。

 どれくらい違うか。下の写真を見比べるわかる。

P10500062 上が2月7日に写したもの。

 天気が悪くてぬかるんでいたせいもあり、工事真っ最中。

下が今日同じところを撮った写真。しっかし良い天気だ。

P105028225号門は高科西路をそのまま進むと到着。ちょうど8時だが、すでに開門して、ゲートの方にみんな進んでいる。
 ゲートに着いたら、荷物無し専用通路(無包通道)があり。何ももっていないのでそこに並んだら結構前の方に入れた。
P10502882  飛行機に乗るときと同じくゲートでX線検査をする。入念にするし、液体類、危険物、刃物、マッチ・ライター持ち込み禁止なので、荷物を持ってこない方がよろしいかと。
 飲み物などは入るといたるところで売ってます。

 検査の人たちはみなさんにこやかに来場者と応対。武警もかなりいたが彼らも驚くほど温和な話し方。

 ゲートに着いたとき300人くらいでのどかだったのがどんどん後ろに人が増えてきた。

8時半で1000人以上、開場9時には3000人くらいいるように見えた。

9時過ぎ開場。例により先を争い押し合いへし合いで、1列5人ずつ検査に入れる。前の方なんで5分もせずに入れて検査終了。

 P10503662

入場するとすぐに女の子が中国館の予約券をくれた。午後12時以降、とある。大雑把だな。

 本番は会場に数箇所ある予約機で予約するものらしい。

 

 

 

 
P10502982_2 こちらが予約機。

緑の服の女の子があちこちに立っているボランティアの女の子たち。やり方を教えてくれます。

 この日は中国館とテーマ館のみ予約機で受け付けていた。
 他のパビリオンは行って並ぶしかない。

P10502912 さて、走れるか?というと十分走れる。
 こういう2階にあるメインロードは広くて空いている。
 朝方はこんなにがらがら。様子をみるために園内を走ってみる。
 みんな建物の中や周りにいるから道が空いている。この日は天気が良くて気温も涼しく気持ち良い。

 浦東側を30分くらい走った。

聞いていた通りそこかしこのパビリオンがまだ建設中。

P10503012 ベトナム館も。

P10503192

インド館も。

P10503212 ネパール館はまだ敷石工事が終わっていない。あと1週間。とてもとても。

2010年3月31日 (水)

虹橋空港第2ターミナル

 今日は春の陽気で天気も回復し暖かい。

 鄭州にいくとき3月16日オープンの虹橋空港第2ターミナルから搭乗。国際線と春秋航空以外全部こちらに移転。

P10501632 地下鉄で行きました。2号線科技館駅から45分。淞虹路駅を出て「次の駅は虹橋空港第2ターミナル」とアナウンスがあり、荷物を持って立ち上がった。

 が、この一駅が無茶苦茶長い。10分かかった。こちらが駅です。

 これだけ乗っても料金5元。

 P10501642

 巨大なターミナルだから当然駅からかなり歩きます。大荷物を持っていると時間かかりそう。駅からエアラインカウンターまで10分みたほうがよさそう。

 みんな慣れておらず確認しながら進む。

 1階の到着に永和大王という中華ファストフード店があり。チェックインしてラーメンを食べた。紅焼牛肉麺21元。

P10501652 3階でチェックイン。

A(中国国際航空、廈門航空、四川航空など)B(東方航空/上海航空のエコノミー)、C(東方航空/上海航空ビジネス・ファースト)、D(南方航空)に分かれている。

 広いので迷う。自動発券機があり稼動していた。

 3階にはショッピングモールがあるがまだ回転していない店がほとんど。一見したらブランド品ばかりだった。

2010年2月25日 (木)

混雑

 夕べすごい雷だった。春雷。
 今朝は春めいた暖かさでずいぶん汗をかいた。今日もKさんと会う。自分と違い薄着。帰りがけに半袖半ズボンの西洋人をみかけた。
 Kさん東京マラソンでまた週末日本、今回でひと段落とのこと。

 やはり今年の春節交通事情は異常だ。南京の人が今週上海に来る予定が列車のみならずバスのチケットも手に入らず延期すると。
 飛行機各便にオーバーブッキングが出ている。春節から10日経ち、まだ出稼ぎの人たちが本格的に戻ってきていない。

 自家用車で移動する人も増えているだろうに、公共交通機関が昨年まで考えられないほど混んでいる。
 これからずっとそうなるのかもしれない。y予定を早めに立てないと。

 

 

2010年2月23日 (火)

不足

 今朝ものすごい霧。間近までいかないと信号がわからないくらい。
 ところがさほど気温は高じない。走っても汗をかかなかった。

 いつもの金橋のあたり、まだ完全に春節モードで工事現場の門は閉じたまま。普段は6時前からヘルメット姿の作業員が揚げパンを食べたり、タバコを吸ったりしながら現場に向かって三々五々歩いている。
 どこもこんな様子。今年の春節休みは例年よりも長そうだ。いよいよもって万博に向けた整備が危ぶまれる。

 そういえば、去年末くらいから仕事関係でどこの会社も人手不足だという話が頻繁に出ていた。
 半年で1割辞めたとか、人手不足で生産計画に届かない工場とか。地場の会社で、給料を下げたら半分近くが1ヶ月早く春節休みを取って半身不随になったとか。
 ひどいのは、ボーナスをケチったら暴動になって工場の建物やら設備やらをぼこぼこにされた。というの。新聞ネタにもなった。

 こちらの組織は危うい損得均衡の上に成り立っているところが多いから指で一突きするだけで崩れたりする。

 

2010年1月 6日 (水)

瑞金

 今年はここまで例年以上に寒い冬になっている。 今日も朝氷が張っていた。いつものKさんも毛糸の帽子を被っていた。

 不思議なことにこれだけ寒いのに吐く息が固まって白くならない。湿気が少ないのか。

 北京など華北から東北はマイナス15度、20度となっているらしい。

 瑞金にいったせいで帰ってから瑞金政府や長征について調べてみた。このあたり物語みたいな説明ばかりで今まであまり関心なかったところ。
 だが、山中の少数勢力のこととあり実態がみえにくくて今ひとつ読んでもしっくり来ない。

 中国側・共産党側の記述は革命英雄賛美路線でうそくさい。日本など外国側の見方は立場により異なるし、現場にいたわけでないので推測に留まっている。

当時は中国全土にいろいろな軍事勢力があり瑞金政府も軍閥と同列の反国民党地方勢力だった。というところが実態に近いようだ。
 蒋介石は北伐に代表されるように共産党だけでなくあらゆる反国民党軍事組織と戦っている。

 もちろん共産党も軍閥と同じく切羽詰ると財産没収略奪行為を行っている。そもそも朱徳とか賀龍とか山賊あがりみたいなもの。

 戦いに敗れて敗走し、途中西安事件が起こり国民党の追撃が止んだために延安で長征が終わった。ということだったみたいだ。

 瑞金時代にゲリラ戦を経験して戦略として高めたことはその後の戦いにとって大きな意味をもっている。ということも事実のようだ。

2009年11月 5日 (木)

欠勤

 昨日は古北の焼き鳥屋へ。まあまあ飲んだが今朝すっと目が覚めて感じよく走れた。久々TRさんに会う(追い抜かれる)。相変わらず軽やかに速い。さすがサブ3だ。

P10305532  こちらの知り合いが最近雇った若い男が、「彼女に振られたから1週間休ませてほしい」といってきて、即刻首にした、という話をしていた。昨日フリーペーパーを見ていたら、「就職したばかりの大学卒業生が初めての出勤日、失恋を理由に欠勤届を会社に出したことが話題になっている」という件から続いて、「最近の若い人はXXXX]、という記事があった。

 2つ思った。

 ひとつは、「近頃の若い人は」という言い方はどこのどの時代にも出てくる。確かハムレットにも出てくる(芸もないのに体を露出して、みたいなせりふだったと思う)。だからこういう記事の実態は割り引いて考えなければいけない。
 自分がこの世代に生まれていたら同じようになっていただろう、といつも思う。それに、そういう若い人を育成したのは親や先輩たちなのだから彼らが批判する資格は元来無い。

 もうひとつは、中国の劣化は予想通り早いのかも?というもの。作家余華は傑作「兄弟」のあとがきで、「中国はヨーロッパがルネサンス以来400年かけて達成したものを(1970年代末から)40年で成し遂げようとしている。」といっている。至言である。
 ということは下降に向かうスピードも速いのでは、とかねがね思っている。400年は長い。その間試行錯誤を重ねて構築したものを(欧州の建築のように)、中国は促成で作り上げようとしている。
 巷でいうような経済、社会の問題ではなく、人心の問題。覇気や向上心が急速になくなる。

(写真は本文とは無関係です)

 

2009年10月23日 (金)

気質

 朝龍陽路方面、公園を走る。昨日までと違い秋のうろこ雲が一面に空を覆っていたが走り終わるころには雲が薄れて晴天になった。久々Kさんに会う。

 仕事のことはなるべく書かないようにしているがたまには。
 今まで、仕事したことがある場所は東京、香港、廈門(福建省)、上海。東京はさておき、香港と中国大陸の人たちは同じ中国人でもずいぶん違う。大陸でも上海と廈門(正直田舎です)の人の気質の差は別の国のようだ。
 大陸の人が香港人と異なる点の一つはお上に対する従順さ。中国は共産党を軸に公権力が強いからみんななかなか上に文句を言わない。気軽に言えない。だから、自分のような日本の会社の従業員でも日本の本社にくどくど文句を言ううるさ型が少ない(相手が弱いとみると言ってくるが)。
 香港人はとにかく思ったことをなんでも口に出す。会議中思いつきで反論したり、屁理屈をこねたりするから、日本人からみると「なんだあのやろう」となることがしばしば。

 じゃあなんで中国人はいざとなるとあんなに過激なんだ、という人もいよう。めったなことでは上に逆らわないから、どうしても立ち向かわなければならない、となると本腰を入れた反抗、対決、闘争、になってしまう。切れたらそういう覚悟をもってことに当たるし、彼らの意識では上は圧倒的に強いから個々人では抗し切れず、自然に集団で立ち向かう。

 方や、香港人は普段から言いたい放題で少しずつ変革、是正、憂さ晴らし、後悔、を繰り返しているから地下にひずみが徐々たまって大地震、ということにはならない。英国仕込みだから徒党を組むを潔しとしない気風も多少あり、個人で戦おうとする。

 というようなことを思う。とにかく上海の従業員は普段上にはおとなしい。

 

 

2009年8月27日 (木)

社食

 北京の朝は霧。それも粘りつくような粒の大きい霧で気温の割りに汗をかいた。朝20度くらいが日中は30度を越えて夏に。なんだか空気が薄いような感じで陽射しが強し。

P10402012 お客さん(工場)にいって昼になり、「食べてったら」といわれて社食をごちそうになった。

 左が羊の串焼き、真ん中がジャガイモの細切り炒め、青菜と太い春雨みたいなのの炒め、上の左が青炒肉絲、上右が麻婆豆腐。薄い雑穀スープがつく。中国どこにいっても似たようなものが大衆食堂で出される。

 味は北京風で濃い。辛くは無い。昔の適当な工場の食事に比べると隔世の感がある。なによりご飯の量が少ない。かつてはご飯大盛りでその上におかずをかけて木枯らし紋次郎みたいに食べていた。

 自分が子供のころの給食よりはうまい。

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