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2015年5月16日 (土)

ドゥームズデイ・ブック

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ABCDE5段階評価B+。

GWに読んだ長い本。1992年刊行。 

ちょうど日本を離れて仕事が忙しくていろんな情報から離れていたころ出た作品で最近知った。 

昔の字の小さいハードカバーで600ページなので今の文庫本にしたら多分1200ページくらいある。
アメリカの有名SFの賞を総なめしているけれど、SFというよりも少女の冒険物。
 

21世紀中盤のイギリスの女性大学院生がタイムマシンで14世紀に。マシンの設定間違いでペスト流行の真っただ中に降下して知り合った人が皆病死してしまう。かわいい5歳と12歳の少女も。

 時代迷子になった彼女を送り出し元の教授は助けられるか。折しもオックスフィードでも悪性インフルエンザが発生してバタバタと人が死んでゆく。タイムマシン技師も重態。 

 昔からタイムマシンモノに対して、今と違う世界に行ったら細菌やウイルスや空気や水の違いで現代人はイチコロで死んでしまうんではないだろうか?と思っていた。 

 この小説では14世紀に行くに当たり周到な準備をしていて、それでも主人公は思いがけない病気になるし、当時のイギリスは不潔で寒冷期で暖房がなく厳しい。 

 長い長い、連休向けの小説だけど一気に読ませる作者と訳者の力に感服します。決してSFではないんで普通の小説好きの人にもおススメ。 

 ストーリー上関係者に連絡がつかないことが大きな課題となるのだけど、このころまだ携帯もインターネットも初期なのでそういう設定になっている。タイムマシンがあるのに固定電話が唯一の通信手段。SFと技術発展のギャップは難しなと改めて感じる次第。

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