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2008年7月30日 (水)

夜叉が池(4)マラニック:復路ーゴール

  Cimg52372 80キロ地点。8時30分。下り坂が続き走りやすい、といえばそうなのだが、そろそろ足がくたびれてきた。左足首が痛み始める。致命傷にはなりそうにないがじわじわ痛みが増してくる。

 加えて道が単調。カーブを曲がると同じような川沿いの道。少し登って長く下る、というルートを延々と進む。

Cimg52392 バイクランドのエイド。来るときと全然印象が違う。ここからスイカがエイドに登場した。そうめんもある。水、ジュース、そうめん、スイカと食べて、さて行こうか、と見たらかき氷が。誰も食べないからかぶりつく。うまいけどこんなに食べて大丈夫か?

カメラをウエストポーチに入れて走っているのが、汗でポーチが濡れて、時々レンズが曇ってしまう。ビニールで包んでも蒸気が進入するから無駄。ぼやけた写真が多い。

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前後を走る人たちがほぼ固定してきた。エイドで先発したり、追いかけたり。エイドでの休憩が少ない人は数分早いのだが、たっぷり休んだ人はスピードが出て追いつく。エイドを短くして食べながら、飲みながら歩くのが一番良い進み方だろう。

橋から渓谷をみる。ずっと揖斐川沿いに走っている。釣り人。川遊びの家族連れ。みなさんマラニックのことを知らないようで問いたげな顔つきでこちらを眺める。

そうこうしているうちに90キロ。9時38分。2日目スタートして6時間経った。あと45キロ。まだ制限時間まで9時間半。完踏はできそうだ。あとは気力。このあたりでやる気が失せてくる。

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今朝スタートした坂内小学校に戻ってきた。10時3分。2日目の中間点になる。大きなエイドがあり、人が多い。食べ物も豊富。そばにおじやなど。そばをいただく。もっと食べてよ、といわれた。

 見ているとリタイヤした人たちがここに運ばれてきているようだ。仮眠した体育館に何人か寝ている。話では、バスが来てリタイヤ者をゴールまで連れてゆく、とのこと。リタイヤはいやだ。足の裏が痛いが、座ると走りたくなくなるのでここまでエイドでずっと立ったまま。

Cimg52512 残り41キロ。フルマラソンだ。エイドを出てしばらくいくと、川沿いの国道は断続的に長い土砂崩れ防止トンネルになる。ここは登りが結構ある。といって歩くほどのきつさでもないから走り続けるとしんどい。

 トンネル群が終わると100キロ。10時50分。あと35キロ。

今日は曇っていて昨日ほど暑くないので助かる。曇りのうちに距離を稼いでおこうとここまでずっと走りづめ。疲れが出てきた。

Cimg52532 時々日が射してもこのあたりは木立が深いので木陰に入って走る。

 だんだん前後に人が減ってきた。こんな風に一人で走るのが好きな方だし、コースアウトすることがなさそうなのでマイペースで。行きたいところだが、ここいらになるとモチベーションの維持が大変。どうせ完踏できるなら焦っていってもしょうがないからつらければ歩けばいいじゃないか。という自分の声と、ここまで歩かずにきたんだからなんとか15時前にゴールしないと。という自分の声。葛藤が始まる。

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民家の軒先にランナーのために大きなバケツに入った水が置いてある。きれいな冷たい水でをかぶってしばらく呆然としていると、道端に沢山花が植えてあった。またまたボウッとみる。できるものならこのままその辺に寝転びたい気分。

 うしろから来た人が元気よく走り去り、気を取り直して走り続ける。

いままで何回も長丁場を走ったが、何を励みにCimg52592走ってきたのか?と思い始める。難関コース征服の達成感。目標タイム。ただ目前のエイド。ゴールしたあとの風呂やビール。

 今日はなんだろう?正直体力的ダメージは少ない。距離135キロだから持つはず。エイドは?至れり尽くせりで終盤になるとなると2キロに1箇所くらいエイドがあったりして補給は十分。

 終わったあとの達成感と開放感、といってもまだ20キロ以上あるし。

Cimg52662_3 110キロ12時7分通過。あと25キロ。先は見えてきたが。相変わらず気分が乗らない。

揖斐峡大橋のエイドで朴歯寿司を出してくれていた。初めて食べる。葉っぱで寿司をくるんだもの。相変わらずレンズが曇っている。一つの量が少ないので3つもらった。今回食欲は旺盛。

走るほうはますます気力が萎えてきて上り坂で歩くようになった。後ろから来た人に抜かされる。でも、歩いた分疲れていないからエイドで長く休まず。すぐ出る。でまた後ろから追いつかれる。

 前後に強力な女性が3人いて、最後は3人全てにぶっちぎられた。女性の底力恐るべし。

と、追い抜いていった男性ランナー2人がコースアウトして大通りをまっすぐ。旧道に入らないといけないのに。結局途中で合流するから2人はまっすぐ行ってエイド一つ損した。

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終盤疲れていろんなことを考えたり、景色に感動したり、しなくなってきたから写真もエイドや食べ物が多い。

ここは河原神社。食べ物がふんだん。すいか、海苔巻き、オレンジ、バナナ、梅干、ゼリー、トマト、きゅうり、そうめん。あたり。

 確かここか、この前のエイドで、そうめんのめんつゆがあった。少し薄めて飲む。塩分補給になるし、とてもおいしい。これは初めての経験。

 この前から急に空が暗くなって突風が吹き始めた。遠くで雷が聞こえ雷雨がすぐに来そうだ。

Cimg52692 120キロ通過は13時36分。あと15キロ。2時間でいっても15時半ごろに着けそうだ。それよりもますます雲行きが怪しい。と、雨が降ってきた。

 涼しくなって歓迎だが、猛烈な風にあおられて走りにくい。粕川大橋のエイドを早々に出て急ぐ。

 池田山の緩やかな山道へ。断続的なアップダウンは往路では全然気にならなかったが疲れ切った復路では大ダメージ。上り坂は歩くこととした。

 途中王様(?)の私設エイドがあった。

ついに土砂降り。木立があっても関係ない。ずぶぬれになり、カメラをビニール袋にしまって写真を撮らず。

 エイドが来ても涼しいから水分要らずそそくさと出発。エイドの人たちは急な雨でびっくり。125キロの標識が雨で飛ばされていた。とにかく何も考えられないほどの大雨。あと10キロ。もうのんびりいこう。皆さんどんどん抜いてください。でどんどん抜かれる。

 が、山を降りたらうそのように地面が乾いている。130キロ付近のエイドの人に、山は大雨で、といったら驚いていた。

Cimg52742 街道を右に曲がると最後のエイド。あと1.8キロ。もうさっと飲んで立ち去る。がんばって、といわれ、足が軽くなってきた。ここでも池田山の大雨の話をする。地元のおじさん、おばさんボランティア。

 Cimg52762 踏み切りを渡り、市街地。スタート直後の神社。直前で道がわからなくなった。右側の標識が目に入らない。帰途に着くランナーに聞いてゴール。15時16分。復路11時間46分。ゴールするたびに太鼓を叩いて祝福する。若い女の子の太鼓団。

   

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